CDライターがついたコンピュータから、アクセス可能なコンピュータの 書き込み可能なディスクに、ディストリビューションのコピーを作成しましょう。 更新された ファイルを組み込みたいならば、このディレクトリはLinuxマシンから 書き込み可能でなければなりません。(ローカルディスクや、NFSマウントされた ほかのコンピュータのディスク、またはJAZディスクなど)
RedHat CD 、または FTP の どちらかからディストリビューションをコピーします。 
FTP を利用する場合、正確なコピーを作成するために mirror パッケージを
使用するのが最適です。 
Mirror はローカルとリモートのディレクトリ内容を比較する精巧な perlスクリプトです。ローカルにあってリモートにないファイルは削除し、 リモートにあってローカルにないファイルは FTPを使用して取ってきます。 mirror プログラムは設定ファイルによって調整できます。 mirror パッケージは RPM形式で rufus.w3.org 等から 入手できます。
mirror の設定ファイルのコピーを mirror.redhat という名前で 
ローカルディスクに作成します。ファイル上部の 適切な部分を編集してください。
default セクションの後に つぎのように "package" を定義してください。 -
 
package=updates
       site=ftp.sunsite.auc.dk
       exclude_patt=(alpha/|sparc/)
       remote_dir=/disk1/ftp.redhat.com/pub/redhat/redhat-5.2/updates
       local_dir=/jaz/redhat-5.2/updates
package=dist
       site=ftp.sunsite.auc.dk
       exclude_patt=(alpha/|sparc/)
       remote_dir=/disk1/ftp.redhat.com/pub/redhat/redhat-5.2/i386
       local_dir=/jaz/redhat-5.2/i386
次のコマンドを実行するとRedHat ツリーのコピーを、ローカルディスク上に 作成します。 (注意)始める前に・・・よく考えてください。これによって 350Mb以上の データが転送されます。
 
mirror -pdist mirror.redhat 
こうすることで RedHat FTP サイトをローカルディスクにミラーすることができます。RedHat 
ディストリビューションの内容は次のリリースまで変わることがないので、ダウンロードは
一度 で OK です。ディストリビューションに対する更新は全て updates 
ディレクトリで行われます。つまり、Red Hat ディストリビューションを 最新に保つには 
updates ディレクトリのコピーを最新に保っておけばいい ということです。 
この作業は次のコマンドで行えます。 
 
mirror -pupdates mirror.redhat 
cron スクリプトを用いることで、この作業を定期的に行うことができます。 RedHat ディストリビューションは世界中の膨大な数の FTPサーバーから 入手可能です。それらのサイトは、マスターサイト ftp://ftp.redhat.com/pubをもとに、日々、更新されています。 できるだけ近くのFTPサイトを選ぶようにしましょう。 RedHat FAQ 参照。