GMP 数を作成する

gmp_init(int|string $num, int $base = 0): GMP

整数または文字列から GMP 数を生成します。

num: 整数値あるいは文字列。文字列表現には、 10進数か16進数か8進数、あるいは2進数を使用可能です。
base: 文字列表現を変換するのに使う基数明示的に基数を指定する場合、 2 から 62 までの値を指定できます。 36 までの場合、大文字小文字は無視されます。つまり、大文字だろうと小文字だろうと、同じ値だということです。 37 から 62 までの場合、大文字の値は 10 から 35 までの値を示し、小文字の値は 36 から 61 までの値を示します。 base を 0 にした場合、実際の基数の解釈は num の先頭の文字によって決まります。最初の2文字が 0x や 0X の場合、文字列は16進数として解釈されます。最初の2文字が 0b や 0B の場合、文字列は2進数として解釈されます。最初の2文字が 0o や 0o の場合、文字列は8進数として解釈されます。さらに、最初の文字が 0 の場合も、文字列は8進数として解釈されます。上記以外の場合は全て、文字列は10進数として解釈されます。

GMP オブジェクトを返します。

バージョン	説明
8.1.0	`num` 文字列に、8進数を表すプレフィックス `0o` と `0o` を明示的に指定する機能をサポートしました。 `base` を `0` にした場合に、こうしたプレフィックスをを解釈する機能も追加されています。

例1 GMP 数の作成

<?php
$a = gmp_init(123456);
$b = gmp_init("0xFFFFDEBACDFEDF7200");
?>

注意:
gmp_add() のような GMP 関数において、GMP 数を指定するところに整数または文字列を使用したい場合には、この関数をコールする必要はありません。この場合、変換が必要な場合には、 gmp_init() と同様の方法で関数の引数は自動的に GMP 数に変換されます。